2012年5月30日水曜日

岩塩パンは岩のよう。


岩塩パン!
見かけも中身も!

佐原文枝さんの「〜スープ・チーズ・おかずに合う〜 天然酵母の食事パン」の本を参考にして作りました。
初めてライ麦粉入りのパン。全粒粉、オートミールも。あとは塩と水、天然酵母。
くるみやレーズンなど、アクセントを入れないのはちょっとした挑戦。

ところが発酵が足りなかったのか、天然酵母が活性化して1週間のやつだったせいか、なかなか焼けない。いつまでたっても生っぽい。

そして、どえらい固いパンが出来上がった。ひょっとしてもっと早くひきあげてよかったのかも。固いけど混ざり合った粉の味がおいしい。私は普通のせんべいが苦手なのでこのせんべいの方が好き。

この本とてもいいのだけれど、常に『自家製天然酵母』の割合で書かれていて「ホシノのを使う場合は半量を水で」ってそれじゃ水分量大杉縺な感じがして、つい自己流になってしまうのですが。

甘いパンが主流の日本パン本界において、食事にパンを楽しもうという貴重な1冊です。



この岩塩パンが岩のように固いのは、本のせいではありません。
穴を開けてひもを通すとカスタネットになります。

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2012年5月27日日曜日

炒め玉ねぎロールパン

焼く前。生地がハカタニンギョウ、ノ、ヨウデスネ。

まず、あめ色の炒め玉ねぎを魚焼きグリルで作る。甘くてしっとりよ。
低温発酵の天然酵母パン生地を4分割。
1つずつ麺棒でのばし、炒め玉ねぎを乗せてロール。それを3つに切って今日もひとくちパン。
魚焼きグリルで5分くらい焼いて、仕上げに手づくりマヨネーズをトッピング、20秒焼く。すぐ焦げるので注意よ。

この日は友人宅でごはんをごちそうになったので、手みやげに持参しました。
生地に練り込んだオートミールや全粒粉の素朴な味が好きな友人でヨカッタ。

完成品は勾玉のようになりました…。
いずれにせよ日本の伝統工芸に関連の深いパンです。(^_^;) 


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2012年5月24日木曜日

くるみとレーズンのロールパン(ミニ)



マイブームのロールパン。
内側にくるみもレーズンもいるよ!

矢野さき子さんの「天然酵母で作るおやつパン」の、食パン生地で作りました。
この本がまたバイブルの1冊なのです。「パン生地は高温に弱く、むしろ低温発酵の方がいいパン生地ができます」など、そうだったのか!と目が輝いてしまう情報が満載。
暖房器具だの毛布だの持ち出さなくていいんだ。そのかわり長時間かけます。
もはや発酵は常温で、が私の基本。

パンとは関係ないのですが常温と言えば、私はビールも常温で飲むのが好み。
家族から「常温マン」と言われます。本当のビールに限りますよ。
かつて勧められるがままにイギリスの瓶ビールを常温で飲んでみたらなんとも甘くて美味しい!以来、常温マンです。

パンに戻って、小麦粉の3割は全粒粉とオートミールにしてみました。
もともとのレシピに油脂がないので心細かったのですが、うまいです焼きたて。
タテヨコ3cmほどの大きさにしてみたら5分足らずで焼けました。
魚焼きグリルにはこのサイズがベストかも。

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2012年5月23日水曜日

スコーン初挑戦。

イギリス人もすなるスコーンといふものを日本人もしてみむとてするなり。


有元葉子さんの「イースト発酵なしのお手軽パン139品」という本を参考にしました。
薄力粉とベーキングパウダーがメイン。強力粉と天然酵母で作るパンとはどのように趣きが違うのか?
驚いたことにプレーンなスコーンは砂糖が入らないレシピが多いようだ。ブラボー。
もちろん練りはマシンにおまかせ。
ベーキングパウダーのかわりに重曹。軍曹という字に似ている。
最初、きっちりレシピ通りで練ってもらったらいつまでたってもバターのまわりに粉がついてきなこもちゴロゴロ、それ以外はそぼろ〜な世界なので思い切ってオリーブオイルをたらっと投入。それでもそぼろなので牛乳を追加。やっとまとまってきた。
練り終わったら適当に丸めて魚焼きグリルへ IN !

焼きたて、意外とおいしいです。
砂糖はもちろん塩も入らないのでもっと味がな〜いのかと思ったが、油脂が多めなせいかまわりが少しカリッとしてて中は小麦粉の味が楽しめる。全粒粉を混ぜたので香ばしく、甘みがあっておいしい。岩塩をちょっとつけて食べました。しっとりサクサク。


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2012年5月20日日曜日

【閑話休題】コーヒー豆を焙煎する「焙烙」


焙烙。ほうろくと読む。
リサイクルショップで格安ゲット。
たぶん、普通は日本茶や銀杏などを煎る道具であってコーヒー用ではないです。
写真右上に映り込んでいるコーヒー豆の薄皮軍団。

ガスコンロの五徳に当たるので、いつも薄い金網を敷いて使います。
持ち手の部分から中の茶葉をシャーッと出せるようになっているのですが
おかげで煎ってる最中、ここから豆が飛び出して困る…。あちっ!あちち!

本当はずーーーっと動かしていなければならないそうですが
手が疲れるので休み休み。

ネットで安く生豆を買って、でも送料が入るので結局カルディのいちばん安い豆と同じくらい。うれしいのは自分好みの味にできること。酸味が強いのは好きじゃない。
ところが邪道なんです…牛乳入れて飲むんです。コーヒー通じゃないのです。

弱火でじっくり焙煎していると
このようなことができるありがたさを感じます。

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2012年5月17日木曜日

玉ねぎパンって。

生地に、炒めた玉ねぎを練り込みました。
もちろん練ったのはわがマシン、ホームベーカリーです。
なので玉ねぎはこっぱみじんこ、ほぼ繊維化。

今回、ハデに分量を間違えました。
レシピ本の量を全部2倍するはずが、水分だけ2倍するのを忘れたのです。

「生地コース」を選んで練ってもらい、発酵させてマシンの蓋を開けたらそぼろ状態で「ギャー」と驚きました。あわてて牛乳を投下。もちろんテキトーに振り入れたのですが、何となくパンができました。
ちょっと塩味が足りない。
2回目に焼いたとき表面に岩塩をのせたらバッチリうまかった!
玉ねぎっていい味が出ますね。




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2012年5月12日土曜日

くるみとレーズンのロールパン中世風

成形パン。ここではホームベーカリーに練ってもらった生地を手で形作るパンのことを言います。

・魚焼きグリルでどこまでおいしいパンが焼けるか。
・アイラブ!南部鉄器。
・砂糖を使わずにパンを作る。

気がついたらパン作りのテーマがどんどん増えちゃいまして、最近もっぱら「成形パン」ばかり焼いております。

この日は初めてくるみとレーズンを生地に混ぜ込まず、乗せてくるくると巻いてみました。
また生地にオートミールや全粒粉を加えるのがマイブーム。いろいろ穀物混ぜると自然の甘みが出るような気がして。…気のせいでしょう。

焼く前はこんな感じ。


焼きたて。イギリスの教会の博物館で見た、
中世ヨーロッパのパン模型にそっくりです。


焼く時にアルミホイルをふわっと巻いて、
最後にどけて20秒ほど焼き色をつけてみたのです。
皮がパリパリです!


地味な外見だが中身はこんなに!



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2012年5月4日金曜日

生地にバナナを練り入れた時は

スーパーの野菜売り場の「お買い得品」またの名を「いたみ野菜コーナー」に
黒い斑点のバナナが出たらすかさず1房買います。
帰宅したら全部皮をむいて1本ずつラップに包み、さらにジップロックに入れて冷凍。
パン生地に少しだけ甘みが欲しいときに解凍して生地に練り込む。(作業はマシン)
便利ですよ〜。

そしてバナナ生地パンを焼く時のコツは!早めに切り上げるコト!
1/29の記事の通りバナナ生地はいつまで焼いても竹串にしっとりした生地がもそもそっとついてきます。
これバナナだからそういうものなのですきっと。

バナナ生地にくるみを入れてマフィンを作ってみました。
ほのかーな本当にほのかーな甘み。いくらでも食べられます。
今日も魚焼きグリルに感謝。


【追記】
この1/29の記事「バナナケーキ、生焼けかどうかわからない」なんですけど。
ブログ全期間の集計で閲覧数ダントツNo.1なんです。
ちょっと不思議な感じ。例えば南部鉄器やレシピ本に焦点をあてた記事なら検索して見てくれる方もいると思うのですが…バナナケーキみんな好きなのかな。


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2012年5月2日水曜日

食パンより成形パン?

家でパンを焼く。おいしいパンが食べたいから。+焼くことそのものが目的。
そうなると…成形パンのほうが楽しい。
丸めたり具を入れる作業が楽しいのもありますが、成形パンの方が食べて楽しいのです。
完結された丸い世界を端っこから食べて行く…ドラマチックなエンターテイメント。そう思うからよけいおいしいのかも。食パンは地平線を感じます。

ホームベーカリーは今や「練りマシン」になっており、生地作りコースの途中で取り消しボタン、あとは冷蔵庫で低温発酵〜♪魚焼きグリルにIN!というパターンが定着してきました。
たまにマシンまかせで食パンを焼くと、おやっと思うほど味気ないのです。
理由を考えてみました。カッコ内は成形パンが美味い理由。

・高温で短時間で発酵させる(← 低温で長時間発酵)
・パンケースがテフロン加工(← 南部鉄器)
・スライスが難しい(←必要なし)
・膨らまないなどのミスがそのまま味に反映(←こういうパンなのだろうと思える)

1つだけ、冷めたらでかいパンの方がおいしいかもしれません。
いま魚焼きグリルでちまちまと焼いているので「焼いた分全部食べる」「焼きたてあつあつだけ食べている」…これをそのまま比較しては食パンが気の毒。(*´д`)〜


そんなわけでぶどうパン。

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