2012年4月25日水曜日

砂糖を摂らない生活

このブログ、だんだん撮影日とのタイムラグができてしまっております。
少し反省。なぜならパン焼きにハマって以来、嗜好や食に対する興味が猛スピードで変化しているからです。

写真のぶどうパンは4/15に焼いたものです。
はちみつに見えますがオリーブオイルをかけております。
この頃には既に「砂糖なしの食生活」をスタートさせておりました。
ええっ?でも砂糖は酵母の働きをよくするために不可欠では?
そうなのです。


パン作り、材料に凝るのも楽しみの1つ。
凝るったってキャビア入れるとかいう意味でなく、せっかく自分で作るならおいしくて安心なパンがいいな、と思うワケです。

そうかベーキングパウダーにはアルミニウムが入ってるものがあるのか。わざわざ選ぶまい。

酵母にも天然とそうでないのがあるのなら、天然で行こう。
(で、味に魅了されてどっぷり。)

白砂糖がヤバい、についてはちょっと検索しただけで説明が読めるので省きますが
「てんさい糖ならいいだろう」と真剣に思っていました。
だって本屋で「砂糖を使わないのにおいしいお菓子」みたいな本をめくるとたいてい「白砂糖でなく黒砂糖でミネラル補給」「はちみつで代替」とか書いてありまっせ。水あめと思ったら米あめですって。
でも甘いのは甘いもんな…何か腑に落ちない。
死んだ親父は糖尿だったし、なるべく控えよう。
ブログ初期には、はしゃいでケーキもバンバン焼いていますが猛省。

このタイミングで廣瀬満雄さんの『今、パンが危ない!』を読みトランス脂肪酸の恐さと、安心なパンを作るのは実はとても難しいことを知りました。小麦粉と農薬、油脂、酵母、そして砂糖、添加物…どれを取っても。

同じ頃、健診で初めて「コレステロール値が高すぎ」と言われて大ショック。

それからはどの順番で本を読んだか覚えていませんが、辿り着いたのは
『シュガー・ブルース 砂糖病』という1冊。
図書館で何十年も前から見かけていたタイトル、気になって仕方ありませんでした。内容でなくこのタイトルです。ゴロがいいんだか悪いんだかとにかく頭から離れない。
そもそも英語に続けて日本語って、まるで『ランボー 怒りのアフガン』
『ポリスアカデミー 全員出動』など、後半は副題だろとツッコミたくなるスタイル。
なおかつ意味不明。まるでハードボイルド小説。わからないものに人は魅かれるのです。
ちなみにこの本、絶版でamazonで中古がすごい価格です。
けっこう予約待って図書館で借りました。古い本だから活字が小さくて貸出し期限までに読み終わりませんでしたがそれでもすごい読み応えで、砂糖に対する認識がガラッと変わりました。太るとか虫歯になるとか、そんな生やさしいもんじゃないです。

10年前に助手をしていた鍼灸院で、先生が患者に砂糖はダメ!と叫びつつ自分は「病気じゃないからいいの」とお菓子をほおばっていた姿を思い出しました。
その程度なんだろうな、とずっと思っていました…。

さて砂糖を摂らない生活、1週間も経たないうちにまずお通じがよくなってビックリ。
そのせいもあってとにかく体が軽い〜。これはぜひ続けたい!快眠快食快便、気分もいいぞ。
困る事はただ1つ、なかなか満腹にならないこと。言い換えれば食後の口ざみしさ。
特に夕食の後は必ず何か甘いものを食べていたのですね、意識していませんでした。

ずっと調子良かったのですが、先週つい市販のすし酢を使っちゃったんですよね。砂糖たっぷりと知りつつ。気のせいかもしれませんが具合悪いです。

かくてパン作りのテーマも「砂糖を極力使わないで天然酵母パンを作る」にシフトしました。
矢野さき子さんの『天然酵母で作るおやつパン』に、ぶどうパンの「生地に砂糖は入れずに干しぶどうの自然の甘みを活かしました」とあったので早速真似てみました。とても美味しいです。本当は果物もアレなのですがどうしても「おいしくないとヤダな…」と思ってしまい、完全な甘みなしパンはまだこれからです。

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