ケーク・サレ。
何でしょうか。私は「この、どぐされ外道!」という言葉を思い出しました。
塩味のケーキという意味で、フランスのお惣菜だそうです。
ホームベーカリー雑誌に載っていて、写真では卵色の生地にアボガド、トマト、エビ、チーズ、ブロッコリなどなど色鮮やかなケーク・サレの断面。
材料もまさにケーキそっくり、ただ大量の砂糖のかわりに塩。
一体どんな味がするんだろう?!
早速、ホームベーカリーで作ってみました。
具はなんでもいいそうなので、ベーコン、きゅうり、コーン、玉ねぎ。
まずできたてと、1時間後では全く別の食べ物です。
できたては油っぽい明石焼。フニャフニャで湯気いっぱい、けっこう美味しく食べられる。
でもかなり塩を入れたのに「油っこさを打ち消す為の味付けが欲しい!」と思った。馬路村登場。
少し経つとかたまって、何となくパテのよう。薄く切って食べてみたが、ホカホカの時に1斤の半分ペロリと食べた自分が信じられないほど、食べづらい。
翌日、あたためて食べた。ベーコン飽きた。きゅうりも香りが強いから、最後は食べるの辛かった。胃がもたれる。
今回はねっとりした油っこい卵焼きに具が入っている、そんな味になりました。
こんなに辛かったのに写真を見るとなぜかまた作りたくなります。Mではありません。「何か敗因があるはずだ!あんなに辛い食べ物が後世に残るわけがない!」という探究心からです。図書館でケーク・サレの本が数冊あってびっくりぱらぱら見ましたら、例えば油だけでも量がまちまち、それとバターにするかサラダ油、オリーブ油、マヨネーズで代用、などいろいろあるようです。
これは自分にとっての黄金比率を見つける長い旅になりそうです…。