さっき食べたばかりのトリプルミルクパンがあまりに美味しかったので、勢いで書いています。
トリプル =3つのミルク。生地に牛乳とスキムミルク、コンデンスミルクを練り込みます。
おおっ…と思いますよね。坂田阿希子さんのレシピ本「ホームベーカリーのパンとお菓子」に載っていました。その写真のパンはまっ白できめが細かく、しっとりした感じ。とにかく触ってみたいと思い、挑戦。
ところが家に強力粉が必要量の半分しかなくて、薄力粉を足しました。それでも足りず、ホットケーキミックスでカバー。私が著者なら怒るな。おまけに天然酵母。こんなですから本の通りにはいかないだろうと。
朝、天然酵母パンが焼き上がると部屋中にお醤油のような香りが充満。強力な目覚ましです。
マシンを開けて取り出すと、けっこう濃い色。やっぱ本と違っちゃったかな。でも膨らみ加減はバッチリだ。
パンを切ってみると、これはいい感じ!きめが細かくてしっとり。
いつも1斤を4つにカットして、2つは即冷凍します。ジップロックですみっこにストロー入れて空気を吸い出す人力真空だッ!この時の自分の様子は超アヤシいと思う。
冷凍作業が済んだらコーヒーを淹れて、いっただっきま〜す!
ああやっぱり美味しいパンは幸せだ。マンガのおもちをしゅるしゅるーと吸い込むかのように4分の1斤完食。薄い耳はもちもちしていて、中はしっとりふっくら柔らかい。ほのかな甘さが絶妙。半分は薄力粉なせいか、ちょっと餃子の皮の味も…。いやそれほどしっとりしているってことです。
セルバンテスは「ドンキホーテ」の中で「パンさえあれば、たいていの悲しみは耐えられる」と著しているそうです(←受け売り)。パンが人を幸せにする力は甚大なのです。
【追記】
半分以上が薄力粉なパンは翌日の味があきまへん。